チーム方針
サッカーで大切なことは創造力(自分で考え判断すること)です。刻々と変わっていく周囲の状況を的確に把握し、何をすることが最適かを瞬時に判断し、プレーしなければなりません。この創造力の育成を第一にサッカーを楽しめるよう指導しています。
さらに「フェアプレーの精神」も大切なことのひとつです。相手チームの選手は敵ではなく、サッカーを楽しむ大切な仲間であること、ルールを正確に理解し守ること、これらを通じサッカーのルールの精神(安全、公平、喜びを知る)を理解させていきたいと思います。
サッカーのゲーム(試合)は、いついかなる時でも「勝つために頑張る」ことが大切です。今までの経験で「勝負にこだわらず内容の良いゲームをしよう」「サッカーを楽しもう」などの言葉では、大人の考え「勝ち負けに関係なく、持っている力を最大限発揮し、一生懸命頑張ってほしい」ことと少しかけ離れた結果になることが多いように思われます。「このゲームは頑張って勝ちにいこう」と、ゲーム前に話したほうが結果的に「内容のある良いゲーム」をすることが数多く見られます。
「勝つことだけが大切」な勝利至上主義ではありません。勝利をおさめても、頑張れなかった内容の悪いゲームは、決して価値のあるものではありませんし、その逆に、内容のあるゲームをしても、相手チームがもっと良いゲームをすれば試合には負けます。
大切なのは一生懸命頑張り切ることだと考えています。
試合への出場
プレーが下手なためいつも試合に出場できないということは絶対にしません。ただし、全員が順番に均等に出場の機会を与えられるということではありません。練習で身に付くチームプレー、子どもたち個々の運動機能、子供自身のサッカーへの思い(取組姿勢)などにより、出場機会に差ができることは当然だと考えます。
●上級生の試合なのに、下級生がレギュラーで上級生が補欠ということは必ず出てきます。
●交代メンバーが限定されている大会もたくさんあります。
●また、試合の流れの中で、交代しない方が良い(流れを止めない方が良い)と思われる場合もあります。
試合当日、全員が必ず出場できるわけではありませんが、ご理解をお願いいたします。
練習などの参加について
子どもさんが体調不良の場合は、練習や試合は必ず欠席させてください。また、ご家庭でのお出かけなどは優先していただきたいと考えております。
サッカーに集中できる環境にある時には、一生懸命、練習・試合をさせてください。集中して一生懸命に練習してこそ、良いプレーができるようになると考えています。
特に週の途中で体調を崩し、週末のサッカーに参加して、翌月曜日に学校を休むということは絶対に避けてください。そのようにならないためにも、普段から自己管理の習慣付けを覚えさせてください。また、低学年のお子さんのご家庭では練習・試合の前後には、子どもさんの体調をできる限り確認してください。
試合観戦についてのお願い
中学年以降になりますと、各大会、招待大会など対外試合の機会も増えてきます。ご父兄の皆さまにも試合観戦をしていただく機会が多くなりますが、試合観戦中の応援が高じて、相手チームの子供やレフェリーの悪口を大声で叫んでいたり、ついついご自分のお子さんを大声で怒鳴ったり、口汚い言葉で叱責されている光景を目にすることがあります。子どもたちには日ごろから「フェアプレー」について教えておりますが、試合では「ベンチサイドのフェアプレー」も大切なポイントとなります。こういった行為は「フェアプレー」の精神に反するばかりでなく、子どもたちの目指すクリエイティブなサッカーの芽を摘んでしまうことにもなりかねません。大きい声で応援いただくことと、罵声を発することは全く違います。
ご父兄の皆さまにも、是非「ベンチサイドのフェアプレー」の実践をしていただき試合観戦を楽しんでいただくようお願いいたします。
入退会について
一度始めたスポーツを最後までやり通すことは大切なことだと思います。しかしながら、小学生の子どもが、色々ある他のスポーツに興味を示すことは、全く不思議ではありません。
入退会に際しては、子どもさんの意志を尊重してください。また、一度退会したから再入会できないということはありません。サッカーをもう一度やってみたいと思った時は、是非、再入会ください。